シロアリ駆除は、安さだけで選ぶと後悔しやすい
シロアリ駆除業者を探している方が、まず気になるのは「いくらかかるのか」だと思います。
実際、シロアリ駆除は、施工範囲、建物の広さ、被害の有無、保証内容によって費用が変わります。
同じ「シロアリ駆除」でも、予防施工なのか、すでに被害が出ているのか、床下全体に薬剤処理をするのか、被害箇所だけの部分施工なのかによって、必要な作業は変わります。
シロアリ駆除は、床下など普段見えない場所で行われる作業です。
そのため、利用者側が施工内容を確認しにくく、業者の説明をそのまま信じて契約してしまいやすい面があります。
安すぎる業者では、保証がなかったり、被害が出ている場所だけの施工で終わったり、再発リスクが残ることがあります。
一方で、高すぎる業者では、床下換気扇、調湿材、防湿シート、リフォーム工事、不要な修繕工事まで強くすすめられることがあります。
大切なのは、金額だけを見るのではなく、次の点を確認することです。
- その費用で何をしてくれるのか
- 床下をきちんと調査しているか
- 被害箇所だけでなく、必要な範囲に施工するのか
- 土壌処理や木部処理の内容を説明してくれるか
- 追加費用が発生しないか
- 自社施工で対応しているか
- 5年保証の内容が明確か
- 床下換気扇・調湿材・リフォーム工事を強くすすめてこないか
このページでは、一般住宅におけるシロアリ駆除を前提に、業者選びで確認しておきたい判断基準を整理します。
法人施設や大規模物件の場合は、一般住宅とは調査範囲や施工内容が異なることがあります。
失敗しないためのシロアリ駆除業者選びの最低基準
シロアリ駆除業者を選ぶときは、まず次の点を確認してください。
- 自社施工で対応しているか
- 追加費用が発生しないか、発生する場合は条件を事前に説明してくれるか
- その場で契約を急がせないか
- 床下を含めた調査を行っているか
- 被害箇所だけでなく、必要な範囲に施工する考え方があるか
- 5年保証など、保証内容を説明できるか
- 床下換気扇・調湿材・リフォーム工事を強くすすめないか
この7つを確認するだけでも、大きな失敗はかなり避けやすくなります。
この中でも特に大切なのは、次の4つです。

- 自社施工で対応しているか
- 追加費用が発生しないか、発生する場合は条件を事前に説明できるか
- その場で契約を急がせないか
- 床下換気扇・調湿材・リフォーム工事を強くすすめないか
シロアリ駆除では、安さだけで判断すると再発リスクが残ることがあります。
被害が出ている場所だけに薬剤を撒いて終わると、別の場所でシロアリ被害が進んでいた場合に対応しきれないことがあります。
シロアリは、被害が見えている場所だけでなく、床下や木材の内部など、見えにくい場所で進行していることがあります。
そのため、床下全体を確認し、必要な範囲に薬剤処理を行う考え方が大切です。
また、受付や見積もりをした会社と、実際に施工する業者が違う場合、施工範囲や保証対応が曖昧になることがあります。
そのため、調査から施工、保証対応まで自社で行っているかも確認してください。
基準を満たしたシロアリ駆除業者を探したい方へ
シロアリ駆除は、床下調査、薬剤処理、保証内容、追加工事の有無によって、業者ごとに対応内容が大きく変わります。
自社施工で対応しているか、追加費用の条件を事前に説明してくれるか、その場で契約を急がせないかなど、基準を満たした業者から相談先を探したい方は、こちらも参考にしてください。
シロアリ駆除は「安さ」だけで選ぶと失敗しやすい
シロアリ駆除でよくある失敗のひとつが、料金の安さだけで業者を選んでしまうことです。
もちろん、安いこと自体が悪いわけではありません。
ただし、極端に安い見積もりの場合、本来必要な調査や施工、保証が含まれていない可能性があります。
たとえば、次のようなケースです。
- 床下調査が不十分
- 被害が出ている場所だけ施工して終わる
- 被害がない場所への予防処理が含まれていない
- 保証がない
- 薬剤量や施工範囲が不明確
- 施工後の点検や再発時の対応がない
- 後からオプション費用が追加される
シロアリは、今見えている場所だけを処理すれば終わりとは限りません。
被害が見えていない場所にもシロアリが進んでいる可能性があります。
そのため、被害箇所だけでなく、建物全体を見たうえで、必要な範囲に薬剤処理を行うことが大切です。
シロアリ駆除の費用相場
シロアリ駆除の費用は、建物の広さ、施工範囲、被害の有無、保証内容によって変わります。
一般的な目安としては、次のように考えてください。
- シロアリ駆除・予防施工:坪単価5,000円〜8,000円程度
- 昔ながらの大手業者:坪単価9,000円前後になることもある
- 1㎡あたり1,200円程度の安い業者もある
- 坪単価3,000円台など極端に安い場合は注意
- 木材内部に被害がある場合の穿孔処理:費用が上がることがある
- 床下換気扇・調湿材・木部補修などが加わる場合:見積もり金額が大きく上がることがある
もちろん、実際の費用は建物の状態によって変わります。
坪単価5,000円〜8,000円程度で、5年保証まで含まれている業者であれば、比較的安心して検討しやすい価格帯です。
一方で、坪単価3,000円台など極端に安く見える場合は、保証の有無、施工範囲、追加費用の条件を確認してください。
最初は安く見えても、オプションが追加され、結果的に坪単価8,000円〜1万円程度になるケースもあります。
また、大手業者やハウスメーカー経由の場合は、価格が高めになることがあります。
その代わり、施工体制や保証対応がしっかりしている場合もあります。
大切なのは、安いか高いかだけではなく、その金額に何が含まれているのかを確認することです。
坪単価と㎡単価の違いを確認する
シロアリ駆除の費用は、業者によって「坪単価」で表示されている場合と、「1㎡あたりの単価」で表示されている場合があります。
そのため、複数の業者を比較するときに、金額の見え方がわかりにくくなることがあります。
目安として、1坪は約3.3㎡です。
たとえば、1㎡あたり1,200円の場合、1坪あたりでは約4,000円程度になります。
一見すると安く見えますが、坪単価5,000円〜8,000円程度の業者と比べるときは、単価だけでなく、保証の有無、施工範囲、薬剤処理の内容、追加費用の条件まで確認することが大切です。
なかには、安く見せるために1㎡あたりの金額を前面に出しているケースもあります。
表示価格だけで判断せず、最終的に「何坪・何㎡を施工して、総額いくらになるのか」を確認してください。
安すぎるシロアリ駆除業者で注意したいこと
安いシロアリ駆除業者がすべて悪いわけではありません。
ただし、極端に安い場合は、何が含まれていないのかを確認してください。
特に注意したいのは、次のような点です。
- 床下調査が短時間で終わる
- 被害箇所だけ施工して終わる
- 床下全体への予防処理が含まれていない
- 保証がない
- 薬剤の種類や施工方法を説明しない
- 施工後の点検がない
- 追加費用の条件を説明しない
- 最初の価格は安いが、後からオプションが増える
シロアリ駆除では、薬剤の種類や使い方も重要です。
通常は、土壌処理と木部処理として、地面と木材それぞれに適した薬剤を使って施工します。
ひどい業者では、薬剤ではなく水のようなものを撒くだけだったり、適正な希釈率よりも薄めた薬剤を使ったりするケースもあります。
もちろん、利用者が床下での施工をすべて確認するのは難しいです。
だからこそ、使用する薬剤、施工範囲、保証内容、施工写真や報告書の有無を確認することが大切です。
床下調査と写真・動画の説明があるか
シロアリ駆除では、床下調査がとても重要です。
シロアリは見えない場所で被害が進むことがあるため、床下を確認せずに正確な判断をするのは難しいです。
調査では、次のような点を確認してもらいます。
- 床下の木材の状態
- 蟻道の有無
- 被害の範囲
- 湿気の状態
- 水漏れの有無
- 侵入経路の可能性
- 過去の施工跡
- 床下の高さや作業のしやすさ
良い業者は、床下の状況を写真や動画で見せながら説明してくれます。
口頭だけで「危険です」「すぐに工事が必要です」と言われても、利用者側では判断しにくいものです。
床下は見えない場所だからこそ、写真や動画、見積もり書面をもとに、状況を整理して説明してくれる業者を選んでください。
被害箇所だけでなく、必要な範囲に施工することが大切
シロアリ駆除では、被害が見えている場所だけを処理して終わると、再発リスクが残ることがあります。
シロアリは床下や木材の内部など、見えにくい場所で活動していることがあります。
そのため、被害箇所だけでなく、建物全体の状態を見て、必要な範囲に薬剤処理を行うことが大切です。
通常のシロアリ施工では、次のような処理が行われます。
- 土壌処理
- 木部処理
- 被害箇所への重点処理
- 必要に応じた穿孔処理
土壌処理とは、床下の地面や基礎まわりに薬剤を処理する方法です。
木部処理とは、木材に薬剤を処理する方法です。
木材の中にシロアリが入り込んでいる場合は、穿孔処理といって、木材に穴を開けて薬剤を注入する作業が必要になることがあります。
穿孔処理が必要になる場合は、通常の予防施工より費用が上がることがあります。
シロアリは、木材が食われてから対応すると、駆除費用だけでなく修繕費用もかかることがあります。
そのため、被害が出てから慌てて駆除するよりも、5年に一度、適正価格の業者にきちんと予防施工をしてもらう方が、結果的に安く済みやすいです。
床下換気扇・調湿材・リフォーム提案は慎重に判断する
シロアリ駆除では、薬剤施工だけでなく、床下換気扇、調湿材、防湿シート、木部補修、リフォーム工事などを提案されることがあります。
もちろん、これらが本当に必要なケースもあります。
床下の湿気が強い住宅や、木材の腐朽が進んでいる住宅では、追加対策を検討した方がよい場合もあります。
ただし、必要性がはっきりしないまま、強くすすめられる場合は注意してください。
特に、次のような提案には慎重になった方が安心です。
- 床下換気扇を付けないと危険と言われる
- 調湿材を入れないと腐ると言われる
- すぐにリフォームが必要と言われる
- シロアリ駆除と一緒にリフォームすると安いと言われる
- 今日契約すれば安いと言われる
- 保証を付けるには追加工事が必要と言われる
近年の住宅では、床下がコンクリートになっている住宅も多く、すべての家で床下換気扇が必要になるわけではありません。
もちろん、床下換気扇や調湿材がシロアリ予防に役立つケースもあります。
大切なのは、必要な理由を写真や数値、床下の状況をもとに説明してもらい、納得して判断することです。
訪問営業や即決営業には注意する
シロアリ駆除は、昔から悪質な営業トラブルが多い分野です。
現在でも、訪問営業で不安をあおり、その場で契約を迫るケースがあります。
次のような言い方をされた場合は、慎重に判断してください。
- 今すぐやらないと家の柱が崩れる
- 床下が湿気だらけで危険
- 換気扇を付けないとダメ
- 調湿材を入れないと腐る
- リフォームが必要
- うちはリフォームもできる
- 今日契約なら安くする
- 保証を付けるには追加費用が必要
- リフォームと一緒にやると割安
シロアリ被害があると不安になるのは当然です。
しかし、本当に必要な施工であれば、写真や動画、見積もり内容をもとに後日でも説明できるはずです。
その場で契約を迫られた場合は、一度持ち帰り、家族や他社にも相談してから判断してください。
特に、突然の訪問営業で床下点検をすすめられた場合は、その場で契約しない方が無難です。
シロアリ駆除の保証は5年が標準
シロアリ駆除では、5年保証が標準的です。
保証がない施工は、再発時の対応が不明確になりやすいため、慎重に判断した方が安心です。
シロアリ駆除では、保証があること自体はかなり大切です。
ただし、保証が付いていれば何でも安心というわけではありません。
保証については、次の点を確認してください。
- 保証期間は何年か
- 5年保証が付くのか
- 保証対象になる範囲はどこまでか
- 再発時は無料で対応してもらえるのか
- 定期点検は含まれているのか
- 保証内容を書面で確認できるか
- 部分施工の場合でも保証が付くのか
保証対象外になるケースもあります。
たとえば、川の氾濫などで薬剤が流れてしまった場合や、増築でシロアリ対策されていない木材が使われた場合などは、保証対象外になることがあります。
また、施工範囲外から発生した場合や、利用者側で床下環境が大きく変わった場合も、保証の対象外になる可能性があります。
保証は年数だけでなく、対象範囲と条件を確認してください。
高額になりやすいシロアリ駆除のケース
シロアリ駆除で費用が高くなりやすいのは、次のようなケースです。
- 被害範囲が広い
- 木材内部にシロアリが入り込んでいる
- 穿孔処理が必要
- 木部補修が必要
- 床下換気扇を提案されている
- 調湿材や防湿シートを提案されている
- リフォーム工事をすすめられている
- ハウスメーカー経由で見積もりを取っている
高額になること自体が悪いわけではありません。
本当に被害が広い場合や、木材の補修が必要な場合は、費用が上がることもあります。
ただし、シロアリ駆除と関係の薄い工事まで含まれていないかは確認してください。
特に、床下換気扇、調湿材、リフォーム工事を強くすすめられた場合は、なぜ必要なのかを確認し、必要であれば他社にも相談した方が安心です。
5年ごとの予防施工が結果的に安く済みやすい
シロアリは、被害が出てから駆除すると費用が高くなりやすいです。
木材が食われてしまうと、駆除だけでなく、補修やリフォームが必要になることがあります。
また、木材の内部にシロアリが入り込んでいる場合は、穿孔処理などの追加作業が必要になることもあります。
そのため、シロアリは被害が出てから対応するよりも、5年に一度、適正価格の業者に予防施工してもらうことが大切です。
5年保証が切れるタイミングで、再度点検と予防施工を行うことで、木材への被害や大きな修繕を避けやすくなります。
結果的に、定期的な予防の方が安く済むこともあります。
シロアリ問い合わせ時は、落ち着いて状況を伝えることも大切
シロアリ被害が心配になると、床下の状態や家への影響が気になり、不安が大きくなりやすいものです。
ただ、駆除業者も人が対応しています。最初から疑うような態度や言い方、強い口調で問い詰めるよりも、羽アリを見かけた場所、床や木部で気になる場所、過去の施工状況などを落ち着いて伝えた方が、業者側も状況を把握しやすくなります。
費用、追加費用、施工範囲、保証内容、床下換気扇や調湿材、リフォーム提案について不安がある場合も、確認したい点を整理して聞くことで、結果的にスムーズな相談につながりやすくなります。
見積もり時に確認したい質問と、見るべきポイント
シロアリ駆除を依頼する前には、業者に質問するだけでなく、その回答から「きちんと考えて提案しているか」を見ることが大切です。
金額だけで判断せず、床下調査、施工範囲、薬剤処理、保証内容、追加工事の説明が納得できるかを確認してください。
床下調査について確認する
質問例:
- 床下を含めて、どこまで調査してもらえますか?
- 写真や動画で床下の状態を確認できますか?
- 被害箇所や蟻道の有無を説明してもらえますか?
見るべきポイント:
- 床下を実際に確認しているか
- 写真や動画で説明してくれるか
- 不安をあおるだけでなく、根拠を示してくれるか
施工範囲について確認する
質問例:
- 今回の施工は、部分施工ですか? 全体施工ですか?
- 被害が出ていない場所にも予防処理を行いますか?
- その施工範囲で十分と判断した理由を教えていただけますか?
見るべきポイント:
- 被害箇所だけで終わらないか
- 必要な範囲に施工する考え方があるか
- 施工範囲と費用の理由を説明してくれるか
薬剤処理について確認する
質問例:
- 土壌処理と木部処理は含まれていますか?
- どのような薬剤を使いますか?
- 木材内部に被害がある場合、穿孔処理は必要ですか?
見るべきポイント:
- 薬剤の種類や施工方法を説明できるか
- 土壌処理・木部処理の内容を説明してくれるか
- 必要な場合だけ穿孔処理を提案しているか
追加費用について確認する
質問例:
- 見積もり後に追加費用が発生する可能性はありますか?
- 発生するとしたら、どのような場合ですか?
- 床下換気扇や調湿材は、今回本当に必要ですか?
- 作業前に総額を確認できますか?
見るべきポイント:
- 追加費用が発生しないか確認できるか
- 発生する場合、条件や金額の目安を説明してくれるか
- 必要性が不明な床下商材を強くすすめていないか
保証について確認する
質問例:
- 5年保証は付きますか?
- 保証対象はどこまでですか?
- 再発時には無料で対応してもらえますか?
- 定期点検は含まれていますか?
- 保証内容は書面で確認できますか?
見るべきポイント:
- 保証期間だけでなく、対象範囲を説明してくれるか
- 保証対象外になる条件を説明してくれるか
- 書面で確認できるか
即決を避けたいときに確認する
質問例:
- 今日は一度持ち帰って検討したいのですが、大丈夫でしょうか?
- 後日連絡した場合でも、見積もり内容は大きく変わりませんか?
見るべきポイント:
- その場で契約を急がせないか
- 「今日だけ安い」と強く迫ってこないか
- 不安をあおって判断を急がせないか
168駆除の基準に沿ったシロアリ駆除業者をご案内しています
168駆除では、シロアリ駆除で相談できる駆除業者を掲載しています。
シロアリ駆除では、安さだけでなく、床下調査、施工範囲、薬剤処理、追加費用、保証内容、不要な床下商材やリフォーム提案の有無まで確認することが大切です。
このページでお伝えしたようなチェックポイントをふまえ、168駆除では、施工内容や費用の考え方を確認したうえで相談しやすい業者をご紹介しています。
シロアリ駆除の判断基準がわかっても、実際にどの業者へ相談すればよいか迷う方もいると思います。
シロアリ駆除の相談先を探している方へ
業者選びで迷われている場合は、168駆除の基準に沿った業者から検討することもできます。
シロアリ駆除業者選びで迷ったら
シロアリ駆除業者を選ぶときは、料金の安さだけで判断しないでください。
安すぎる業者は、床下調査や保証、必要な範囲への施工が不十分な可能性があります。
高すぎる業者は、床下換気扇、調湿材、リフォーム工事など、今すぐ必要とは限らない提案が含まれている可能性があります。
また、見積もり後に説明のない追加費用が発生しないかどうかも確認しておきたいポイントです。
シロアリ駆除で失敗しないためには、安さでも営業トークでもなく、
「この業者なら任せても大丈夫そう」
と思えるかどうかを大切にしてください。
まずは相場感を知り、最低限の判断基準を持ち、納得できる業者に相談することが大切です。